こんにちは、ひろです。
今回はGreeshow様からご依頼を頂いてのレビューとなります。
レビューのために商品を1つ頂きましたが、良い内容も悪い内容も記載する、という条件でのレビューとなっておりますので、普段と同様に良い点も悪い点も書いていきたいと思います。
キャンプに行った時に、飲み水やスープ等を作る際に飲料水としても使えるきれいな水が欲しくなるようなシチュエーションが発生することもあるかと思います。
ただ、キャンプ場の水道ですと飲料水としては使用不可となっている場合も多くあるように感じます。
そのような時に2Lのミネラルウォーターを持って行けば解決することもあると思いますが、大量に必要になる場合はミネラルウォーターをたくさん持って行っても重いし荷物スペースも必要になってしまいます。
こんな時に携帯浄水器があると、キャンプ場の水道水を飲料水として使える水に変えたり、水道がなくても川の水を飲料水として使えるようにしたりすることができます。
浄水器があれば(ほぼ)無限に飲料水を作れることはメリットかな、と思います。
今回は電動で手軽に浄水を作ることができ、コンパクトに持ち運ぶことができるGS-2801をご紹介したいと思います。
製品情報
項目 | 情報 |
---|---|
名称 | 電動式ポータブル浄水器 GS-2801 |
使用時サイズ(本体のみ・実測) | 直径約7.2cm×高さ約15.5cm |
収納時サイズ(付属品含む・実測) | 横約9cm × 奥行約12cm × 高さ約18cm |
重量(付属品含む・実測) | 約450g |
フィルターのろ過性能 | 0.01μm |
ろ過流量 | 500~600ml/分 |
執筆時(2024/7/15)の価格 | 8,535円(Amazon(プライムデー先行セール価格)) |
浄水性能
まずは、本製品の最も重要な機能である浄水性能について、実際に使ってみて飲んでみた感想を書いていきたいと思います。
水道水
キャンプ場で利用する場合、主な用途は水道水になるかと思いますので、自宅(東京23区内)の水道水で試してみました。自宅ではLIXILの浄水器も使っているため、GS-2801とLIXIL浄水器で作った浄水がどのように違うかを調べてみました。
結果は水の透明度は元々の水道水が透明なため見た目は変わらず味での比較になりますが、以下のようになりました。
水の種類 | 味 |
---|---|
水道水 | 消毒(カルキ)臭がする |
LIXIL浄水器の浄水 | 無味無臭 |
GS-2801の浄水 | 無味無臭 |
GS-2801は一番最初の使い始めはプラスチック臭がしましたが、少し使うとプラスチック臭もなくなり、味に鈍感な私でも消毒(カルキ)臭がなくなっていることは明らかに分かるくらい飲みやすい水になっていました。また、味に敏感な妻がLIXIL浄水器とGS-2801の味の違いが分からないくらい、浄水能力は高かったです。
今後、雨水や川の水でもどのようになるか調べてみたいと思います。
おすすめポイント
全パーツを1か所にまとめて収納可能
GS-2801には専用の収納ケースが付属されており、しかもその収納ケースの外側に網状の収納場所があり、本体だけでなく取水パーツやチューブなど全パーツを収納できるようになっています。
この全パーツ収納はキャンプ時には非常にありがたい機能です。たくさんの道具を持って行くキャンプではいろいろな道具がごっちゃになったりしてしまうこともありますが、1か所に全てを収納できれば他の道具と混ざってしまうリスクも軽減できます。
この全パーツ収納はキャンプ時には非常にありがたい機能です。たくさんの道具を持って行くキャンプではいろいろな道具がごっちゃになったりしてしまうこともありますが、1か所に全てを収納できれば他の道具と混ざってしまうリスクも軽減できます。
また、大きさも350mlの缶より一回り大きいくらいの大きさで、重さも中身が入っている350ml缶程度の感覚ですので、かなり持ち運びしやすくなっていると思います。
カラビナ、マジックテープ(ボタンあり)付きで持ち運びしやすい
収納袋にはカラビナが付いており、ズボンに引っかけて持ち運んだり、テーブル、椅子のポール等にも引っかけておくことができます。また、ボタン付きのマジックテープも側面についており、例えばベルトに通して持ち運ぶ、といったこともできます。
これにより、川遊びに行くような時にも両手を自由に使えるため持ち運びが苦にならず、キャンプでも使いやすくなっていると思います。
また、カラーも「ブラック」と「ディープグリーン」から選ぶことができ、どちらも他のキャンプギアと合わせやすい色合いになっています。
電動で簡単に浄水できる
手動の浄水器の場合、水は重力に逆らえないため下がっていくように設置したり、ストロー等で吸うことで上がっていくようにしたり、と工夫が必要ですが、電動の場合はそんな工夫はしなくても水は重力に逆らって上に上がっていきますので設置時に考えるストレスがなく、スイッチをONにするだけで自動的に浄水を作ってくれるためとても楽です。
使用する環境がいろいろと変化するキャンプ場や普段と違う環境になる災害時などはやはり電動のほうがいろいろと便利かと思います。
フィルターを交換しやすい
GS-2801のフィルターには本体に差し込む内蔵フィルターと取水口の部分に取り付ける外付けフィルターの2種類があります。これらはどちらも簡単に取り外しができるため、使いすぎて汚れてきたり、においが気になってきた場合等に交換も容易に行うことができます。これにより、低コストで清潔な状態を保つことができるようになっています。
注意ポイント
フィルターのお手入れは少し手間がかかる
フィルターのお手入れは下記の手順で行う必要があります。
- 内蔵フィルター
-
GS-2801で作った浄水を別容器に入れてその浄水の中にフィルター部分をつけて振ることで洗浄
- 外付けフィルター
-
フィルターを取水口から吐出口に付け替えて、GS-2801で作った浄水を水源にして製品を作動させてフィルターにきれいな水を通すことで洗浄
STEP1で洗浄したフィルターを直射日光に1~2日間当てることで乾燥させる
フィルターをジップロック等のビニール袋に入れて冷蔵庫に入れて保管
飲料水を作るためのフィルターですので、ある程度手間がかかるのは仕方ないところはありますが、フィルター内の糸状のものが密集していてSTEP2で特に曇りや雨の日が続くとなかなか乾かなかったり、その後STEP3で冷蔵庫に入れると多少なりともスペースを使ってしまいますので、複数日に渡ってお手入れをしないといけない点も含めてこれらの点は少し気になった部分ではありました。
STEP1~3の手順につきましては、Greeshow様から動画を頂いておりますので、こちらを見て頂ければ分かりやすいかと思います。(STEP1~3の手順を行うことで、細菌の繁殖を効果的に抑制し、ろ過材の使用寿命を延ばすことができるそうです。)
作動音が多少大きい
電動で簡単に浄水を作れる反面、動作時にはブォーンというような音が発生し、うるさいという程ではないもののそれなりに気になる大きさではあります。キャンプ時には昼間は特に問題ないかと思いますが、夜間や特にクワイエットタイムでの使用は難しいと思いますので注意が必要です。
その他
付属スポンジの使い方
GS-2801には黒くてまるい真ん中に穴があいているスポンジが付属されているのですが、最初は使い方が分からず、Greeshow様に確認してみました。川で使用する場合に外付けフィルターが水中に沈むと土砂を吸収しすぎて詰まる可能性があり、スポンジは外付けフィルターが沈みすぎないようにするために使うようですので、使用時には参考にして頂ければ、と思います。
普段は下記画像の位置に取り付けて使用すれば良い、とのことでした。
まとめ
電動式携帯浄水器GS-2801はキャンプ場で様々な水源から飲料水を無限に確保でき、しかもコンパクトで持ち運びしやすく電動で手軽に使えるため、様々な状況に対応できる浄水器です。
お手入れの手間はかかるものの、キャンプにミネラルウォーターを持って行かない場合や飲料水を大量に確保したい場合は便利かと思います。災害時に備える、という観点でも1つ家庭にあると安心です。
総合おすすめ度 (4)
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