こんにちは、ひろです。
これまでの焚き火ではユニフレームのファイアグリルやスノーピークの焚火台Lなど一般的な焚火台を使っていました。
しかし、キャンプ時に薪の乾燥度合いの問題のような気もしますが、火付きが悪かったり燃え方がイマイチだったりすぐに火が消えたりなどすることがあり、新たな焚火台を模索している時に「二次燃焼」というワードが意識をしなくても目に入ってきました。
二次燃焼焚火台なら一次燃焼で燃えずに煙になったものも二次燃焼で燃やしてくれるため、炎が弱い問題を解決して快適な焚き火ライフが送れるかな♪と興味津々になって調べてみました。
調べた結果、二次燃焼焚火台は下記のような特徴があるようでした。
- 安定した大きな炎が楽しめる
- 二次燃焼時の上部から出る炎が美しい
- 二次燃焼が始まれば、ほぼ煙は出ない
- 燃料は燃やし尽くしてくれるため、灰もあまり残らない
- 燃料(薪、ペレット)の消費が早い(燃料の追加が忙しい)
- 二次燃焼していない時は煙は出る
- 通常の焚火台と比べて構造が複雑なため、コンパクトに収納するのが難しい
そして、二次燃焼焚火台にもいろいろな種類があり、製品ごとに特徴があるようでした。
いろいろと調べてみましたが、下記のようにどの製品にもメリットとデメリットがあるように感じました。
- 王道だしソロストーブなら失敗することはなさそう
- 大きな豪快な炎が楽しめそう
- 炎が美しそう
- 値段が高い
- デカい(車積み込みでスペースを食う)
- 重い
デメリットが気になり他の焚火台を模索することに…
- 大きな豪快な炎が楽しめそう
- 本体が2つに分かれるためコンパクトになりそう
- 値段も安め
- それでもややデカい
- まだ重い
- 炎のキレイさはソロストーブのほうが良さそう(に感じた)
まだ中途半端感が残り保留。(執筆時に気づいたのですが、フレイムストーブMAXにはminiもあり、miniのほうは大きさ、重さの問題を解決してそうで今後検討しても良いかな、と思いました。)
- 四角い形なので車積み込みがしやすそう
- キャンプ場やホームセンターで売っている薪をそのまま使えそう
- 値段も比較的安め
- 重い
- 炎のキレイさはソロストーブのほうが良さそう(に感じた)
ソロストーブレンジャーより重く、炎も横長の形になるところも気になり保留。
- 小さく収納がしやすそう
- 軽くて持ち運びがしやすそう
- ソロストーブシリーズなので炎はキレイそう
- 値段も比較的安め
- 五徳(ゴトク)を載せると炎が見づらくなりそう
- 大きく豪快な炎は楽しめない
- ペレットを使う場合は別途ペレットアダプターがないと使いづらそう
サイズ、軽さ、値段の面では良かったのですが、炎がソロストーブ レンジャー、フレイムストーブMAXに比べると小さいことや、五徳(ゴトク)を載せるとキレイな炎が見づらくなってしまうところ等が気になり保留。
- ソロストーブ キャンプファイヤーのメリットは全てあり
- その上で五徳(ゴトク)ではなく整流リングになり炎が見やすくなり、ペレットもそのまま使用可能となりデメリットを解消
- ソロストーブ キャンプファイヤーよりさらに炎は小さくなる(サイズが小さくなるため)
デメリットは少なくかなり良かったのですが、焚き火で一番大事な炎を楽しむ部分で炎が小さくなる、という点が妥協できずにこちらも保留。
王道としてはソロストーブのようで、大きな豪快な炎が楽しめそうなソロストーブレンジャーが当初いいな、と思ったのですが、値段の高さ、デカさ、重さが気になり、そこから何種類か見てみましたが決め手に欠きました。
そんな中で「気になった焚火台5」のソロストーブ メサにXLサイズがあることを発見し(ソロストーブ公式サイトにはなく、当初日本未発売だったことも影響しているのか、なかなか見つけられませんでした)、ソロストーブ キャンプファイヤーと同サイズとなることから、ソロストーブ メサのデメリットだった炎の大きさの問題をある程度解消でき、ほぼデメリットがなくなりそうでしたので、ソロストーブ メサXLを購入することに決定しました。
製品情報

項目 | 情報 |
---|---|
名称 | ソロストーブ メサ XL |
サイズ | 直径17.78cm×高さ21.84cm |
重量 | 1.04kg |
材質 | ステンレス |
執筆時(2025/5/8)の価格 | 14,599円(Amazon) |

おすすめポイント
二次燃焼の炎が美しい
王道のソロストーブシリーズだけあって、やはり二次燃焼の炎が美しいです。ある程度炉内で燃焼を続けると上部の二次燃焼用の穴からも炎が出てくるのですが、ほとんど途切れることなくすべての穴から炎が出てきてそれがまとまった大きな炎になりますので、ずっとキレイな炎を楽しむことができます。
また、下の動画を見て頂いても分かりますが、かなり縦長の炎を出してくれますので、本体はコンパクトながらも豪快な炎を楽しませてくれます。
煙がほとんど出ない
二次燃焼が始まるまでは煙は出ますが、二次燃焼が始まってしまえばほとんど煙が出てくることはなく、快適に二次燃焼の美しい炎を楽しむことができます。
ペレットがそのまま使える
ペレット(木材を圧縮して固めた小さい粒状の燃料)を入れても底まで落ちないようにするために、小さい穴がたくさん空いているペレットアダプターが内蔵(本体と一体化)されています。これにより、燃料の下部に空気の通り道ができるため、効率的に燃焼を促進することができます。
また、ペレットを使えば薪を使う時のように本体からはみだして不完全燃焼になる、といったことがなくなりますので、安定的な二次燃焼をさせるためにもペレットは二次燃焼時に相性が良く、ペレットが使いやすいことはメリットかと思います。
ペレットはユニフレームのものを使っていますが、火付きや燃焼度合いも良く、袋にはチャックも付いているため保管時も乾燥した状態を保てて良いです。

コンパクトで軽い
サイズは直径も高さも20cm前後と小さく、重さも1kg程度のため、片手で持てるくらいコンパクトなサイズとなっています。これよりも大きいソロストーブとなるとレンジャーになるのですが、レンジャーは直径、高さともに40cm前後、重さは7.5kgもあり、急に大きく重くなってしまいます。車への積載という意味でもこれくらいのサイズですと積み込みやすいです。

収納袋が付いている
しっかりした素材ではないですが、収納袋も付いているため、持ち運びや車への積載に便利です。


お手入れ簡単
部品が少なく、本体、整流リング、スタンドくらいしかなく、スタンドはほとんど汚れないため、使用後にお手入れが必要なのは本体と整流リングくらいです。また、燃料は二次燃焼効果でほぼ燃え尽きて本体には灰もあまり残らないため、本体は逆さまにして灰を捨てて中身を拭くくらいで問題なさそうです。整流リングは内側が特に汚れるためキレイに洗ったほうが良さそうですが、それでもお手入れの手間は他の焚火台と比べると少なく感じます。
お手入れが簡単なので、私はキャンプの時に夜は普通の焚火台で焚き火をして、朝にソロストーブ メサXLで二次燃焼を楽しむ、という楽しみ方をしています。撤収で忙しい朝でも炎を楽しんだ後にさっと片づけることができます。
スタンドが付いている
ソロストーブ メサとメサ XLにはスタンドが同梱されています。これにより卓上での利用もできますし、地面に置いて使う場合も芝生などを傷めずに利用することができます。他のソロストーブシリーズにはスタンドは付いていないため、別途購入しなくても本体にフィットしたスタンドが使えるのは魅力かと思います。



注意ポイント
こまめに燃料を追加していく必要がある
他の二次燃焼焚火台も同様かと思いますが、キレイな炎を楽しめる代わりに燃料はどんどん減っていきます。そのため、こまめに燃料を追加していかないとすぐに炎が小さくなり二次燃焼も楽しめなくなってしまいます。燃料の継ぎ足しも楽しめる、という方は問題ないと思いますが、炎だけを楽しみたい方や手間がかかるのが嫌な方には向かないかもしれません。
私は燃料にペレットを使っていますが、ペレットの補充の際に本体に近づくと熱いため、少し離れたところから補充しています。その際、Berry&Birdのシーダー(種をまくための道具)を使って離れた場所からの補充を可能にしています。ペレットを転がしていく部分が長く丈夫でしかもおしゃれなので気に入ってはいますが、少し横から落ちやすいためその部分には注意が必要です。

ペレットアダプターの取り外しができない
ペレットアダプターが内蔵されていてペレットが使いやすいのは良い点なのですが、このペレットアダプターは本体と一体化されていて取り外しできません。そのため、ペレットアダプターの下部にある本体底の部分をキレイにしたくても拭いたりすることはできません。
燃料は燃え尽きて灰になるため、底に取りづらい燃料カスが残ったりすることはあまりなく、逆さまにして振れば底にある灰も落ちてなくなりますが、気にされる方は注意したほうが良いかもしれません。
まとめ
ソロストーブ メサ XLは二次燃焼のキレイな炎を手軽に楽しむことができる焚火台です。サイズ、重さ、値段の面でお手軽でありながら、炎もソロストーブのコンパクトラインナップの中では最大サイズのため十分に楽しむことができます。二次燃焼を最初に楽しむ場合にもおススメの焚火台です。
総合おすすめ度 (4.5)

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