こんにちは、ひろです。
我が家では2021年からコロナ禍ということもあり本格的にキャンプを始めたのですが、始めるにあたってまず最初に購入したのが今回紹介する「わがやのテントL」でした。
このテントは発売前に妻が見つけてきてくれて「大人気で全然予約できない」とのことで、DOD公式サイトで購入場所として紹介されているAmazonでは定価なのですが確かに購入できませんでした。ですが、ある日ふとAmazonを見てみると定価で購入可能となっていて、即購入しました。
当時はテントの機能に関する知識もなく、大人気だし妻も押しているし値段もテントとしてはお手頃だしとりあえず買ってみよう、というくらいの感覚で買ってみたテントだったのですが、使うたびにこのテントの素晴らしさや細かいところまで考えて作られている部分に気づき、2ルームテントに惹かれた時期もあったものの結局は2シーズン過ぎた今も他のテントは買わずこのテントだけを使っています。
2シーズン使って分かってきた(時間かかりすぎ(焦))「わがやのテントL」の特長をご紹介していきます。
※購入時は「わがやのテント」という名称でしたが、人気だったからか今は「S」「M」サイズが追加され、私が購入したものは現在は「わがやのテントL」という名称になっています。
- テント内が結露して水が垂れてくる
- 家族で利用したいがツールームテントの設営/撤収は大変
- 初めてテントを買うが、他に買うものや注意することが分からない
解決内容はこちら
製品情報
項目 | 情報 |
---|---|
名称 | わがやのテントL |
本体サイズ(外側) | 幅約280cm × 奥行約280cm ×高さ約156cm |
本体サイズ(インナー) | 幅約275cm × 奥行約205cm ×高さ約142cm |
収納サイズ | 幅約95cm × 奥行約26cm ×高さ約26cm |
重量 | 10.5kg |
耐水圧(フライシート) | 3,000mm |
耐水圧(フロア・グランドシート) | 5,000mm |
収容可能人数 | 大人5名 |
材質 | フライシート:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) インナーテント:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) フロア・グランドシート:210Dポリエステル(PUコーティング) フレーム:アルミ合金 |
購入時(2021/9/4)の価格 | 38,500円(amazon) |
おすすめポイント
初心者でも簡単に素早く設営可能
テントには様々な種類がありますが、よくあるドーム型テントやワンポールテントでの組み立ては
・ドーム型:短いポールを連結して長くした後に正確にテント生地のスリーブに通しバランス良く立ち上げる必要がある
・ワンポール:ポールが安定して立つようにペグを打つ場所に気をつける必要がある(失敗すればやり直し)
と「初心者には難易度がやや高い」「慣れないと時間がかかる」「初心者が1人で設営するのは難しい(ドーム型)」のような難しさがあります。
しかし「わがやのテント」はポールの連結、スリーブ通し、ペグ打ちなどは不要で、中央部のフレームを上に持ち上げるだけで立ち上がり、あとは真ん中の紐を引っ張ればベースとなるインナー(内側)テントが完成します。
ワンタッチテントは初でしたが、初めてでも5分程度で立ち上げはできました。本当に下記の公式サイトGIF画像のように簡単に立ち上げることができます。
(参考)DOD公式サイト わがやのテント設営GIF画像
テント設営時はテントの形ができあがるとキャンプの高揚感が高まってきますが、これが5分で味わえる、というのは大きいと思います。
その後、風で飛ばないようにペグ打ちなどは必要ですが、それも含めて10分もあれば終わり、夜になるまではインナーテントだけでも十分快適に過ごせますので、10分でゆっくりキャンプを楽しんだり他の準備をしたりすることができるようになります。
※フライシート(外側テント)も上からかぶせてインナーテントとの接続もバックルで簡単にでき、あとはロープをペグで固定するだけですので比較的簡単に夜(就寝)モードにできると思います。
テントの中も広い
わがやのテントは現在は3サイズ展開となっているため、SとMは異なるとは思いますが、Lの場合は中はかなり広いです。公式サイトに載っているような大人5人はちょっと窮屈かもしれませんが、大人2人、子ども1人であればかなり余裕をもって寝ることができます。(大人2人、子ども2人くらいでゆったり眠ることができちょうど良いくらいかな、と思います。)
我が家ではコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブルを2つ並べて寝ていますが、この2つがちょうどぴったり入るサイズとなっています。(縦も横も)
デザインがおしゃれだしかぶりづらい
テントの色は1色のみですが「タン」というベージュっぽい色で、落ち着いた色合いながらもキャンプに合った色になっていて、DODのロゴも主張しすぎない程度に入っているため非常におしゃれでかっこいいです。
インナーテントだけでもフライシートをかぶせてもどちらでも見栄えは良く、また、あまりこのテントを使う人がいないのか、かぶることもほぼないためかぶらないようにしたい方にもおススメです。
※私は今までキャンプでこのテントを他に立てている人を見たことがないです。
ポリコットン&ダブルウォールでインナーテントが(ほぼ)結露しない
我が家ではキャンプの寝具はインフレーターマット(ダブル)×2&羽毛布団×2を使っており撤収に時間がかかります。そのため、テントの撤収は早めに行いたく、撤収の時間を長くする結露は大敵です。この結露を「わがやのテント」は外側のフライシートはポリエステル、インナーテントはポリコットン素材とし、ベンチレーションもつけることで大幅に軽減してくれます。
- ダブルウォール(二重幕)構造のため、フライシートとインナーテントの間に空気層ができ外側と内側の温度差をやわらげてくれるため結露しづらい
- ポリコットン素材は水分を吸収してくれる
- ベンチレーションによって、就寝時の呼吸による湿気を外に逃がしてくれる
また、フライシートがポリエステルになっていることにより、耐水圧が3,000mmもあり豪雨が降っても十分に耐えられる構造になっています。
雨を防ぎつつ、結露も抑える外側ポリエステル、内側ポリコットンの構造のテントはあまりないように思いますので、この部分は大きな特長かな、と思います。
全面にメッシュがあり快適
「わがやのテント」は前後左右が全てメッシュになるため、暑い時も熱がこもらず快適です。暑くて日差しも強い時は日が当たる面はクローズし遮光性が高いポリコットン生地で日差しを遮り、日が当たらない面はメッシュにして風を通すことで快適に過ごすことができます。フライシートをかぶせずインナーテントだけでもデザインとしても特に問題ない(と思っている)ため、私は昼間はインナーテントのみ、夕方になったらフライシートをかけて就寝に備える、といった使い方をしてメッシュを有効に使っています。
また、側面のメッシュは上部と下部に分かれており、寒い場合や周りから見られたくない場合などに調節することができます。就寝時に下部メッシュだけ開けておくことで、上部ベンチレーションとの相乗効果で換気性能が上がり、結露軽減に効果を発揮します。(我が家では下部メッシュから上部ベンチレーションに向けて小型扇風機をサーキュレーターとして回すことによって換気効率が上がるようにしています。)
なお、メッシュにする際にはテント生地を巻いて邪魔にならないようにしておく必要がありますが、巻いたものをトグルで固定することもできますので、巻いたテント生地が煩わしくなることもありません。(当初はこのトグルの存在に気付かず、だらーんとなっていましたが、気づいた時にはこんな仕掛けもついているんだ!と感動しました。)
フライシートにもメッシュあり
フライシートの入口の反対側(背面)部分は一部フライシートを巻き上げて窓のような形で開けることができます。これによって、フライシートをかぶせた場合でも入口側も開放することにより風通しを良くすることができます。(側面は開放できません。)また、フライシートのほうは下部が少し外側に広がるようになっていて、ロープで外側に引っ張ることで夜間も換気性能を確保したり、雨の日でも通気性を確保することができます。
インナーテントとフライシートの接続が簡単
インナーテントとフライシートはバックルで留めるだけででき、とても簡単です。
インナーテントは4隅をペグ打ち、フライシートは6か所ロープ&ペグ打ち、4か所ペグ打ちで地面への固定ができます。
グランドシートが標準装備されている
テントを立てるときは
・地面からの水気を遮断
┗湿気を防いで結露防止
┗雨が降った時にはテントの浸水を防止
・テントを汚さない
・地面の凹凸を(少し)吸収
といった用途でグランドシート(インナーテントの下に敷くシート)を使いますが、普通はテントとは別にグランドシートを買うことになります。
しかし、わがやのテントの場合はグランドシートが標準装備となっており、わざわざ別に買う必要がありません。さらに当然ですがインナーテントにぴったり合うサイズになっています。そしてグランドシートもバックルで止められ、バックルで止めたまま収納も可能ですので、この場合は普通にテントを立てれば漏れなくグランドシートも適切にセッティングされることとなり、何も考えずに水気、汚れ等の対策ができることになります。
ランタンフックがついている
テントの中央よりやや入口寄りの上部にフックがついており、そこにランタンをかけることができます。
夜にテント内でくつろいだり作業する際や、就寝時に暗めのランタンで常夜灯として照らす場合などに便利です。
小物を入れるポケットもついている
テントの両側面上部には小物を入れるポケットもついていて、スマホやキャンプで使う小道具などを入れておくことができます。高い位置にあるため、就寝時などにちょっと入れるといった用途には難しいですが、スペースは有効に使うことができます。
コスパも良い
扱いやすく快適で機能も豊富なわがやのテントですが、値段もお手頃で購入時および執筆時(2023/5/13)は38,500円で売っていました。インナーテントがポリコットン性で性能も機能もしっかりしていてこの値段は相当お買い得かと思います。
こんなお悩みを解決
わがやのテントLは下記のようなテントに関するお悩みを解決してくれます。
お悩み | 解決内容 |
---|---|
テント内が結露して水が垂れてくる | ①ダブルウォール②インナーはポリコットンで水分を吸収、のダブル効果で結露は非常に起きづらい(私は春~秋の利用でインナーが結露したことはないです。※フライシートは結露します。)。 |
家族で利用したいがツールームテントの設営/撤収は大変 | ・ワンタッチなので設営/撤収ともにあっという間 ・テント内は広いため、大人2人、子ども2人までであれば余裕を持って寝れる |
初めてテントを買うが、他に買うものや注意することが分からない | 専用のペグが付属。また、専用のグランドシートも最初からテントに取り付けられているため、説明書を見ながら組み立てるだけで地面からの冷気、水分、若干の凹凸も防いでくれる。 |
注意ポイント
全体的に完成度が非常に高くマイナス点はほとんどないのですが、気をつけるとすると以下4点かな、と思います。
インナーテントの上部には穴が開いている
このテントは立ち上げる際に上部の紐を下に引っ張ることで立ち上げるのですが、そのために上部に穴が開いています。これは穴部分についている紐を絞ることで小さくなりますが、完全には閉まりません。そのため、その隙間から虫が入ってくる可能性が0ではないです。(ただ、これまでそこから虫が入ってきたことはないように思います。)
フライシートを被せれば虫も非常に入りづらくなるためほぼ問題なくなりますが、フライシートを被せずに使う場合は少し気になるポイントかもしれません。
荷物置きや作業スペースを確保するには少し狭い?
我が家ではテント内全面にインフレーターマットを敷いているため、荷物を置く場所がありません。そのため、基本的に使い終わったギア系は車のトランクに入れていますが、都度車に入れるのは面倒です。
また、テーブルなども置けないためテントの中で作業したい、くつろぎたいといった場合もちょっと不便です。
そのため、もう少し大きなテントか2ルームテントのほうがいいかな、と思うこともあります。
ただ、全体的に作りが素晴らしいですし、元々広めではあるのでインフレーターマットを1枚シングルサイズにして荷物置き場を作るなど、工夫はできるかなと思います。
※2ルームテントは設営や撤収(特に結露対応)が面倒そうで、一時期欲しかった時期もありましたが、今は躊躇しています。。。
前室はやや狭い
前室もあり、家族3人分の靴を置くには十分なスペースがあるのですが、それ以外にキャンプギアを置くのは少し難しい感じです。夜露対策のためにテントの外ではなくテントの内側に置いておきたいギアもあるのですが、前室には置けない(現状の我が家の使い方ではテントの中にも置けない)ため、車のトランクに入れています。
ただ、靴は置けるので最低限の機能は有しているかな、と思います。
ポールの折りたたむ向きには注意
ポールはしっかりはしているのですが、頑丈なテントのポールに比べるとやや細めなことと、複数の短いポールを挿してつなげて長くするタイプではなく折りたたみ式になっていることで、折りたたむ向きを間違えたまま力を加えてしまうと壊れてしまう可能性があります。(Amazonのレビューでもポールが壊れた、というコメントがそこそこあるように見えます。説明書では詳しく書かれていないため、それも要因のように思います。)折りたたむ際には最初は軽い力で曲げようとして反発を感じるようであれば反対に曲げてみてどちらが正しい向きか確認するのが良いかと思います。
ポール折りたたみ部分の継ぎ目のところにはロック機構がある箇所がありますので、撤収の際はロック機構の部分を伸ばすように引っ張ることでロックが外れ折りたたむことができます。
まとめ
わがやのテントLはポリコットン採用で快適に過ごすことができテント内も広く、さらにグランドシート、ランタンフック標準装備など初心者向けに様々な工夫がされているキャンプ初心者ファミリーに最適なテントです。
値段もお手頃ですし、見た目もおしゃれであるにも関わらずかぶる確率も低いため、非常におすすめなテントです。
総合おすすめ度 (5)
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