いつもの布団をコンパクトに圧縮してキャンプに持って行こう!

こんにちは、ひろです。

キャンプでの寝具といえば寝袋が定番かと思いますが、寝袋の場合はマミー型でも封筒型でも基本的には体の上下左右を包まれて寝る形になるため、自由に動き回ることができず、寝具内の温度調節もしづらそうだなぁ、と思っていました。(ファスナーがついているタイプのものであれば、ファスナーの開閉である程度調整はできそうですが)
また、キャンプをするためには様々なギアが必要になるため、最初は一通り揃えようとするとかなりのお金がかかります。寝袋も快適なものにしようとすると家族が3人もいるとそれなりの金額になってしまいます。

そのため、我が家では寝袋は買わずに家で普段使っている布団(敷布団以外)をキャンプに持って行くことにしました。
布団であれば包まれないため自由に動けますし、温度調節もしやすいです。また、普段と同じ肌触り、暖かさで安心して眠れることも理由の1つにはなります。いつも使っている布団じゃないと寝れない!という方もいると思います。

テント内に布団を設置

ただ、布団はかさばってしまい、荷物をコンパクトにするのが鉄則なキャンプにそのまま持って行くことは到底できません。そのため我が家では布団を持って行くけどコンパクトカー(ノートePOWER)でも積めこめるように何個か道具を使ってコンパクトにしています。今回はそのコンパクトにする方法や道具をご紹介したいと思います。

目次

持って行く寝具

子ども(小学3年生)、ママ、パパの3人用で普段持って行っている寝具は以下の通りです。

  • インフレーターマット(コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル) ×2
  • 敷パッド(敷きパッド ダブル(ニトリ オーガニックコットン混 OG2 D BE T01)) ×2
  • 羽毛布団 ×2
  • ダウンブランケット ×1(OneTigris キャンプダウンケット)
  • タオルケット ×3
  • 枕 ×2
  • インフレーター枕 ×1(コールマン コンパクトインフレーターピローII) ×1

家のマットレスは持って行けないため、この部分はコールマンのインフレーターマットを使っていますが、厚さが10cmあり家のマットレスを再現してくれます。また、ニトリの敷パッドも肌触りが良く心地良さを提供してくれます(コールマンインフレーターマットのダブルサイズとニトリ敷パッドのダブルサイズがちょうど合います)。これに普段家で寝ている枕、タオルケット、羽毛布団を組み合わせることで、ほぼ家と同じ寝心地を再現することができます。(私は暑がりなこともあり羽毛布団ではなくダウンブランケットにしたり、子どもは頭が小さいのでインフレーター枕にしたりすることでコンパクト化を促進しています。)

羽毛布団は匂いが少ないグースダウンかつ通気性の良い綿100%生地になっていて、布団として薄くて収納がしやすく遅春~早秋のキャンプであればタオルケットと組み合わせれば快適に眠れるものを家での普段使いも含めて使っています。(ダウンが少なめなため、寒がりの人には少し厳しいかもしれません。)
※私が購入したものは売り切れていましたが、下記が内容としては同様のものとなります。

コンパクトにする方法

持って行く寝具のうち、特にかさばるのはインフレーターマットと羽毛布団です。これらをいかにコンパクトにできるかで荷物積み込みの難易度も変わってきます。方法としては定番的な布団圧縮袋や掃除機を使うものですが、道具を工夫することでよりコンパクトになるようにしていますので、それらをご紹介したいと思います。

インフレーターマットを圧縮

インフレーターマットは手で押したり体重をかけて乗っかったりすることでかなり圧縮することはできますが、掃除機で吸引することでさらに圧縮することができます。

掃除機なしで圧縮した場合
掃除機も使って圧縮した場合

これだけ変わると、たくさんの荷物を詰め込む必要があるキャンプではかなりの収納力アップ効果があります。

ただ、掃除機をキャンプに持って行く、となると逆に掃除機の荷物スペースが必要になってしまい結局かさばってしまいます。そこで我が家ではとてもコンパクトな電動吸引ポンプ「Q-PON!」を掃除機の代わりに持って行くことで荷物スペースを節約しています。

この「Q-PON!」には布団圧縮袋で使うためのアダプターがついているのですが、アダプターをつけない状態にするとコールマンのインフレーターマットの吸引/排出バルブにぴったりフィットして、掃除機と同じくらいのパワーで吸引することができます。電源が必要にはなりますが200Wで動作しますので、Jackeryの500W出力ポータブル電源であれば電源サイトにしなくても利用可能です(他の電気機器(ポータブル冷蔵庫)も同時に使っていると時々止まることもありました)。

羽毛布団を圧縮

次に羽毛布団の圧縮方法のご紹介となります。羽毛布団は布団圧縮袋を使うと圧縮できますので、基本的にはこの方針で圧縮するのですが、私は圧縮に使う袋に布団用のものを使わないことでコンパクト化を図っています。
具体的には布団用ではなく衣類用の圧縮袋を使います。

シングルの羽毛布団を4つ折りにしてくるくる巻いたものをこの衣類圧縮袋に入れて掃除機やQ-PON!で圧縮していきます。(私は家では掃除機でキャンプ場ではQ-PON!で圧縮しています。)
衣類用の圧縮パックに羽毛布団を入れるため若干きつくはあるものの、空気を抜きながらジッパーを閉めればシングルの羽毛布団(ダウン充填量1.1kg程度)であれば入ります。
Q-PON!を使う場合はアダプターを使うとバルブにフィットして効率的に吸引できます。

圧縮前
圧縮中
圧縮後

この記事を書いた後に初めて調べて気づいたのですが、羽毛布団の圧縮は布団内の羽毛にダメージがあり良くないようです。我が家では少なくとも40回くらいは圧縮しているかと思いますが、特に羽毛布団に気になるような変化は出ていないようには見えます。ただ、そういった点を気にされる方はご注意ください。

圧縮した羽毛布団や他の寝具をコンパクトにまとめる

羽毛布団を圧縮したら、圧縮不要なタオルケットや枕、敷パッド等を簡単に持ち運べるよう収納袋に入れてまとめていくのですが、この収納袋も布団用のものではなく毛布用のものを使うことでコンパクト化を図ります。

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この収納袋であれば、先ほどの圧縮パックで圧縮した羽毛布団の長さとちょうど合っていて、しかも圧縮した羽毛布団に加えてタオルケット2枚とかタオルケット1枚+枕(折り畳んで入れる)なども入れることができます。

羽毛布団のみ
羽毛布団+タオルケット+コンパクト枕
羽毛布団+タオルケット+通常枕(折り畳み)

通常枕を入れた場合は若干溢れ気味にも見えますが、これでもジッパーはしっかり閉まります。

ジッパーを閉めたところ

このいろいろと詰め込んだものは米俵に似ていますので、我が家では「俵」と呼んでいます(笑)。この俵3つ分で寝具リストに載っているインフレーターマット以外の寝具を全て収納することができます。

この収納袋はインフレーターマットとほぼ同じ長さになりますので、車に詰め込む際もとても積み込みパズルがしやすく、そういった意味でも毛布用の収納袋がおススメです。

インフレーターマットと収納袋の大きさ比較

我が家では俵3つとインフレーターマット2つの合計5つを寝具として車に積んでいますが、我が家は3人(子ども、ママ、パパ)でキャンプに行くため、後部座席を半分荷物入れに使うことができ、そこにこの5つを詰め込んでいます。

未使用だけど気になるギア

布団を圧縮するQ-PON!は当時はこれが一番良いと思って購入したのですが、現在は使ったことはないもののコールマンのモバイルポンプが新たに発売されています。

Q-PON!では電源が必須だったため、電源サイトにするかポータブル電源が必要になりますが、モバイルポンプは充電式でコンパクト、しかも空気入れ、空気抜きどちらもできるためとても便利そうです。パワーもあって長時間利用できるなら電源に縛られないモバイルポンプに変えたく、次のシーズンでは購入して使ってみたいな、と思っています。

注意ポイント

時間がかかる

このコンパクトにする方法を行うとキャンプで家と同じくらい快適で包まれるような感覚で眠ることができ、しかもそんなに荷物もかさばらないようにできるのですが、デメリットとしては圧縮にQ-PON!を使ってもそれなりに時間がかかってしまう点があります。我が家のラインナップを全て圧縮して収納袋に入れて俵5つを作るとおおよそ40分くらいかかりますので撤収時にはその時間を見込んでおくことが必要になります。

まとめ

キャンプにいつもの布団を持って行くことができれば普段の家と遜色ない睡眠環境を作ることができ、体が痛くなったりせずとても快適に眠ることができます。布団は何もしないとかさばりますが、本記事の内容を実践することでコンパクトにして持って行くことができます。撤収には若干時間がかかりますが、キャンプでも快適に寝たい方は一度試してみると良いかと思います!

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