【Jackery(ジャクリ)】ポータブル電源 708 レビューブログ
ポータブル電源

こんにちは、ひろです。

20年くらい前に音楽フェスに行った際に、一度テントを張って寝たことがあったのですが、その時はキャンプの知識は何もなくとりあえずテントで寝ただけだったため、からだ中が痛くなりフェスにも若干支障が。。。
その時の経験を踏まえて、おととし本格的にキャンプを始めてからはキャンプでも快適に眠りたく、寝袋で寝るのではなく10cmのインフレーターマット+タオルケット+羽毛布団と家と同様の環境で寝ています。
ただ、この組み合わせを我が家が普段使うコンパクトカー(ノート)でそのまま持って行く/持って帰るのは難しいため、インフレーターマットと羽毛布団を布団圧縮袋&吸引機でコンパクトにしています。
この吸引機は行きは事前に家で使えますが、帰りの撤収時は電源がないと使えないため、毎回キャンプサイトは電源付きサイトを選んでいます。

でも電源付きサイトにするとだいたいどこでも電源なしサイトに比べて+1,100円取られてしまいます。
寒い時期にファンヒーターも使う場合は電源付きサイト必須になるので良いのですが、そうでない時期は他に電力を多く使うものがないため、毎回+1,100円がちょっともったいないなと思い、Amazonで20%OFFになっていたタイミングでポイントサイトで貯めたポイントも全額投入してJackery(ジャクリ)のポータブル電源708を購入してみました。

たくさんあるポータブル電源からこの製品を選んだ理由や、いろいろな電気機器をつないで使ってみましたので、どのくらい電力を消費するか、などご紹介していきたいと思います。

目次

製品情報

【Jackery(ジャクリ)】ポータブル電源708
本体写真
側面
背面(QRコードの一部とシリアルナンバーは塗りつぶしています)
液晶表示(バックライト点灯時)
項目情報
型番Jackery ポータブル電源 708
本体サイズ幅29.97cm × 奥行19.15cm ×高さ19.05cm
本体重量約6.8kg
バッテリー容量708Wh
定格出力500W
コンセント(AC)出力100V/5A、60Hz
シガーソケット(DC)出力12V/10A
USB(DC)出力・USB-A出力:5V/2.4A
・USB-C出力:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A
・QC3.0出力:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A
動作温度-10~40℃
購入時(2022/9/27)の価格67,600円(amazon(20%OFF))
製品情報
¥59,150 (2024/07/07 22:44時点 | Amazon調べ)

おすすめポイント

重量6kg台で708Whの容量、500Wの出力

ポータブル電源はバッテリーの重量があるため、容量が大きくなると重くなる傾向がありますが、Jackery ポータブル電源 708は重量約6.8kgで多少重量感はあるもののキャンプ場で持ち運ぶのもそこまで苦にはならないです(力弱めの男性(私)の場合)。それでいて、700Wh以上の容量で500Wの出力があり、長く様々な機器に使えます。
私が調べた限りでは、重量6kg台で700Wh以上、500W以上のスペックを備えているのはこの製品だけでした。非常にバランスが良い製品かと思います。
災害時も家でいろいろな電気機器を使う際に容量が大きめですと、長期間の停電にも備えることができます。

スマホ高速充電やPC充電も静かにできる

Quick Charge3.0の端子でのスマホ高速充電やUSB Type-CのPD端子でのノートPCやスマホの高速充電にも対応しており、キャンプ時にスマホ充電がなくなっても素早く充電することができます。
USBでの充電の場合は、DC(直流)での充電となり電力効率も良く、バッテリーが熱くなってファンが回ることも基本的にないため、無音で静かに充電することができます。

折りたたみできる持ち手ハンドルが使いやすい

上部に大きくしっかりした持ち手ハンドルがあり、滑り止めもついているため持ち運びしやすいです。折りたたみもできるため、置いている時は折りたたんでおけば邪魔にならないです。

持ち手ハンドル

天面がフラットでコンパクト、車に積み込みやすい

キャンプ用品を車に積み込む際は、いかにコンパクトにするかがポイントになりますが、Jackery ポータブル電源 708は天面を含め全ての面がフラットになるため、無駄なく車に積み込むことができます。

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注意ポイント

コンセント使用時はファンの音に注意

コンセントを使用する際は、AC(交流)⇒DC(直流)への変換で電力効率が悪いからか、ファンが回りやすい印象です。スマホ充電時はほとんど回らないですが、電気毛布利用時はそこそこ回ります(2~4分回って2~4分止まって、を繰り返す)。ファンの音はブォーンといった音でそこまで大きくはないものの、3~5人用テント内くらいであればまあまあ聞こえるくらいの大きさではありますので、気になる人は気を付けたほうが良いかもしれません。(2ルームテントであれば、リビング側の遠めの場所に置いて延長コードで延ばせばそれほど気にならないかも)
スマホ充電はUSBで充電すればファンは回らないため、USB充電がおススメです。
※Amazonレビューを見る限りでは、他商品と比べるとファンの音は静かなようです。

製品によってやや当たり外れがある(かもしれない)

上記のファンの音に関連してですが、私が購入して最初に届いたものは特にコンセント使用時にファンが回りやすく、スマホ充電時でもそこそこの頻度でファンが回っていました。そのため、サポートに電話して事情を話したところ、製品を交換してくれてその後はコンセントでのスマホ充電時はほとんどファンが回らなくなりました。
そのため、細かい部分ではありますが製品によってやや動き方が異なる、といったことがあるかもしれません。ただ、サポートは丁寧で対応もしっかりしてくれますので、その点は安心できます。

他製品との比較

SmartTap PowerArQ2

実は今回ポータブル電源を購入するにあたり、最初に買おうと思っていたのはSmartTap PowerArQ2でした。
こちらも500Whの容量、最大出力300Wで重量は6.2kgとバランスは良いですし、なんと言ってもデザインがおしゃれでキャンプに持って行っても周りになじむ!また、細かい部分ですが50Hz/60Hzの切り替えにも対応しており、東日本でも西日本でも全く気にせず利用することができます。ワイヤレス充電もできるため、対応するスマホを持っている場合は楽に充電できて便利です。値段もそこまで高くなくお手頃です。
ただ、Jackery ポータブル電源 708と比べると、容量/最大出力が少なく、特に最大出力については今後使用したい電気機器が増えた時に最大出力が足りない、となると困ってしまうため、なるべく大きいほうが良いと思いました。また、周波数もJackeryは60Hzのみの出力ですが、最近の電気機器は50Hz/60Hzどちらにも対応していますので問題ないと判断しました。そして決めてとなったのは値段ですが、Jackery製品はAmazonや公式ストアのセールで安くなることが多く、セール時はSmartTap PowerArQ2と同じくらいの値段で購入することができます。
そのため、容量/最大出力を重視してJackery ポータブル電源 708を購入しました。
ちなみに、SmartTap PowerArQ3の最大出力500Wおよびバッテリー交換型にも惹かれましたが、重量7.9kgでちょっと重い。SmartTap PowerArQの容量626Wh、重量6kgも良いものの、最大出力300Wとなんと言っても上部の持ち手ハンドルが折りたためず車への積み込みがしづらい、という点でやめました。(Jackery ポータブル電源 708購入時にはなかったPowerArQ S7は716Wh/700Wで性能は文句なしですが、重量9.5kgは重いので当時あったとしても買わなかったと思います。)

PS-MC06(AUKEY)

AUKEYからもポータブル電源を5製品ほど発売しており、その中でPS-MC06は容量626Wh、最大出力500W、重量6.1kgとスペック面のバランスは良く、そのうえで価格が安い(大手量販店で44,800円くらい)ため、コスト重視であればPS-MC06の購入でも問題ないと思います。ただ、私はブランドの安心感も考慮して(あと予算的にセール時なら買えた、ということもあり)Jackery ポータブル電源 708を選びました。

RIVER 2 Max(EcoFlow)

EcoFlowでは性能重視のDELTAシリーズとコンパクトさ重視のRIVERシリーズを展開しており、RIVERシリーズのRIVER 2 Maxは容量512Wh、最大出力500W、重量約6.1kgでこちらもバランスは良いです。また、EcoFlowの製品はリン酸鉄バッテリーを用いており、安全性が高く、バッテリー寿命も長くなっています。価格も55,000円くらいで購入できますので、コスパも良いと言えます。ただ、こちらは天面はフラットなものの持ち手が後方に出っ張っており折り畳みもできず、車に積み込む際のコンパクトさには欠けてしまいますので(容量がやや少なめなこともあり)、こちらは購入しませんでした。

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ポータブル電源 708で使える家電および消費電力量

電気機器設定値キャンプ使用料目安実測値
扇風機(ANDON FAN)風量4、首振りあり18時間(13時~翌7時)で31%(約220Wh)11時間で19%
扇風機(ANDON FAN)風量4、首振りなし18時間(13時~翌7時)で12%(約85Wh)7.5時間で5%
電気毛布(NA-023S(Sugiyama))10時間(21時~7時)で25%(約179Wh)9.5時間で24%
電気毛布(NA-023S(Sugiyama))10時間(21時~7時)で53%(約372Wh)4時間で21%
スマホ充電(コンセント(AC))3台(Android×2、iPhone×1)※満充電から1日使用後満充電までで12%(約85Wh)
スマホ充電(USB(DC))3台(Android×2、iPhone×1)※満充電から1日使用後満充電までで7%(約50Wh)
吸引機(Q-PON!(オリエント))10分使用で約50Wh(?)出力値:約280W
各電気機器の消費電気(電力)量

まとめ

Jackery ポータブル電源 708は性能と重量、大きさのバランスが非常に良くキャンプで使いやすいポータブル電源です。コンセント出力で使う際はファンの音が気になるかもしれませんが、USB利用であれば基本的には問題ないかと思います。ポータブル電源があればキャンプ場選びで電源付きサイトに縛られなくなり選択肢も広がりますので、値段は高めではありますが1つ持っているとよりキャンプを楽しむことができると思います。

総合おすすめ度  (4)

性能
扱いやすさ
持ち運びやすさ
動作音
気になる
静か
値段
高い
安い
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